【新潟】苦みを感じる淡麗な日本酒で、酸味の効いた牡蠣の唐揚げを楽しむ

〆張鶴 純 純米吟醸

(しめはりつる じゅん じゅんまいぎんじょう)

(撮影店:麻布十番「鮓職人 秦野よしき」)

1819年(文政2年)創業の新潟県村上市『宮尾酒造株式会社』のお酒です。

SAKE TIME での評価は「3.58」(2018/09/20現在)

鮭の遡上風景や世界初の増殖で有名な三面川の伏流水の、

柔らかい軟水を使用し、

新潟ならではの上質な酒米『五百万石』や『高嶺錦(たかねにしき)』などで、

淡麗旨口』と表現されるお酒を造っています。


スッキリと飲みやすいお酒として全国的に有名で、

地元でも普通酒が食中酒として、根付いています。


この『純 純米吟醸』は、

地元村上市岩船郡産の『五百万石』を使用し、

十号酵母で醸しています。


最初に柔らかい果実の様な薫りがし、

サラリとしたすっきりした味わいで、

後味で、酸味を感じつつ、

軽い苦みがグッと米の旨味を引き立てます。



そして、このお酒と合わせる料理は

牡蠣の唐揚げ

宮城県東松島産牡蠣の片栗粉まぶして揚げて、

少し温度が下がったところで、

バルサミコ酢とカシスリキュールのソースを絡めます。

バルサミコ酢の酸味を最初に感じ、

牡蠣のクリーミーでジューシーな旨味が口の中に拡がります。


日本酒を口に含むと、

牡蠣の旨味を、米の旨味と軽い苦みが引き立てて、

2種の酸味でスッキリとさせてくれます。


そしてまた、もう一切れを食べたくなります。



麻布十番には、『〆張鶴』だけを提供する

『魚亀』と言う、家庭的な居酒屋があります。

新潟を彷彿させる、海鮮料理と一緒に味わえるので、お勧めです。



チーム株式会社

太田泰史

http://team-project.jp/

太田が日本酒を巡る旅

年間500種類以上を飲んでいるチーム株式会社 太田泰史が、日本酒の魅力を伝えられれば、嬉しいです。 飲んだことない方も、日本酒が好きな方も、参考にして頂ければ幸いです。