美丈夫 特別純米
(びじょうぶ とくべつじゅんまい)
(撮影店:本所吾妻橋「割烹 船生」)
1904年(明治37年)創業の高知県安芸郡の『有限会社濵川商店』のお酒です。
SAKE TIME での評価は「3.56」(2018/01/31現在)
元々『濱乃鶴酒造』として創業し、日本酒『濱乃鶴』を作っていましたが、
1991年に、五代目濱川尚明氏が『美丈夫』を作り始め、社名も変更しました。
『美丈夫』は「美しく立派な男」の意味です。
少量仕込みで、低温発酵を徹底しています。
仕込み水は奈半利川の伏流水で、軟水だからこそ口当たりの柔らかいお酒が特徴的です。
高知らしい辛口ですが、薫りも良く、旨味をしっかり感じるイメージです。
数年前に金沢の日本酒バーで、高知にこんな酒があるのかと驚いたのを覚えています。
『美丈夫 特別純米』は、
優しい薫りで、程良い酸味もあり、米の旨味を楽しめます。
和食にも合いますし、少し酸味の効いた料理にも合いますね。
そして、このお酒と合わせる料理は
鶏身と丸茄子の餡掛け
(撮影店:本所吾妻橋「割烹 船生」)
鶏身、丸茄子、万願寺唐辛子、銀杏を天ぷらにして
出汁の効いた餡をたっぷりかけてあります。
柔らかく揚がった鶏身は、旨味があり、
油をすった丸茄子も美味しいです。
万願寺唐辛子の甘味もいいですね。
旨味たっぷりの餡を纏った天ぷらに、
この日本酒を合わせると、
フワッとフルーティーな薫りがして、
天ぷらの素材の味と餡の出汁を、日本酒の米の旨味が引き立ててくれます。
一皿食べきるまで、日本酒をチビリチビリと飲みながら、
幸せな時間が続きますね。
チーム株式会社
太田泰史
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