加茂金秀 純米吟醸 雄町
(かもきんしゅう じゅんまいぎんじょう おまち)
(撮影店:阿佐ヶ谷「まにわ」)
1880年(明治13年)創業の広島県東広島市の『金光酒造合資会社』のお酒です。
SAKE TIME での評価は「3.86」(2018/05/15現在)
鉄分の少ない、澄んだ井戸水を使用し、主に酒米「雄町」や「八反錦」を使っています。
創業以来、銘柄『桜吹雪』を販売してきましたが、
製造量は300石と小規模で、目立つ蔵ではありませんでした。
2003年、五代目蔵元、金光秀起氏(当時28歳)が、
東京農大の醸造学科を卒業後、品質重視の少量生産の酒造りをしたいと、
新ブランドとして『賀茂金秀』を立ち上げました。
今では、スッキリと飲みやすいお酒が人気となり、全国区で飲めるようになりました。
今回の『純米吟醸 雄町』
フッと優しく感じる薫りは、上品な吟醸香で、
『雄町米』らしく、凜としていて、コクのある米の旨味を感じ、
サラリとキレが良いです。
食中酒として、和食をそっと支えてくれますね。
そして、このお酒と合わせる料理は
里芋と蓮根のコロッケ
ホクホクした里芋のとろみと甘味、
サクサクの蓮根の薫りと甘味、
二つの食感と甘味の変化が楽しく美味しいコロッケです。
お出汁の味と、カラッと揚がった衣で、そのままで十分美味しいです。
二つの甘味を、日本酒のコクのある旨味がサポートしてくれて、
口の中に拡がった旨味は、酒のキレの良さですっと消えてゆく。
ジャガイモより甘さが控えめな里芋が日本酒に合いますね。
チーム株式会社
太田泰史
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