【奈良】フルーティーで上品な酸味の日本酒で、ナマコと蛍烏賊の酢の物を味わう

みむろ杉 純米吟醸 無濾過生原酒 中汲み 露葉風

(みむろすぎ じゅんまいぎんじょう むろかなまげんしゅ なかぐみ つゆはかぜ)

(撮影店:西麻布「雲風々 高むら」)

1660年(万治3年)創業の奈良県桜井市の『今西酒造株式会社』のお酒です。

SAKE TIME での評価は「3.81」(2018/08/17現在)

創業350年以上、地元の米と水と古来からの技術にこだわっている蔵です。


三輪は酒造り発祥の地と言われています。

三輪山は古来から『三諸山(みむろやま)』と呼ばれ、

実醪(みむろ)』つまり「酒のもと」の意味で、 酒の神様としての信仰からの呼び名です。

また三輪山では『』に神様が宿るとされている事から『みむろ杉』と命名しました。


今回の『無濾過生原酒 中汲み 露葉風』は、

仕込み水は蔵内井戸から湧き出る『三輪山』の伏流水を使用し、

米は仕込み水の湧き出る源流地で蔵人自ら田に入り、

契約農家とともに育てた奈良県唯一の酒造好適米『露葉風』を100%使用しています。


最初にフルーティーな薫りが立つけれど、

甘みは強くなく、爽やかな口当たりで、スッキリしています。

米の旨味を感じた後は、上品な酸味を感じて、スッと消えてゆきます。



そして、このお酒と合わせる料理は

茶振りナマコ、蛍烏賊、独活の酢味噌

茶振りナマコは、ナマコを番茶とともにザルに入れて、

振りながら湯がくらしいです。

ナマコの生臭さが消えて、柔らかく仕上がるそうです。

ナマコと蛍烏賊とウドの食感と旨味の違いが、

優しい酢味噌でまとまりますね。

そこで、フルーティーで上品な日本酒を口に含むと、

優しい甘みが、酢味噌和えに良く合って、

程良い日本酒の酸味と酢の酸味でさっぱり感じます。



チーム株式会社

太田泰史

http://team-project.jp/




太田が日本酒を巡る旅

年間500種類以上を飲んでいるチーム株式会社 太田泰史が、日本酒の魅力を伝えられれば、嬉しいです。 飲んだことない方も、日本酒が好きな方も、参考にして頂ければ幸いです。