【神奈川】優しい生酛酒で、蕎麦の薫りを楽しむ

昇龍蓬莱 生酛純吟 槽場直詰生原酒

(しょうりゅうほうらい きもとじゅんまい ふなばじかづめなまげんしゅ)

(撮影店:中野坂上「ら すとらあだ」)

1830年(文政13年)創業の神奈川県愛甲郡の『大矢孝酒造株式会社』のお酒です。

SAKE TIME での評価は「3.29」(2018/01/09現在)

この蔵では、速醸の『残草蓬莱』と生酛造りの『昇龍蓬莱』の2ブランドが有名で、

今回は後者のお酒です。


昇龍蓬莱』は生酛らしい、乳酸の酸味を感じるお酒で、

すっきりと辛口のお酒がメインなのですが、

このお酒は『Not辛口師匠、マイルドです。』と書いてあって、

余り辛くなく、柔らかい口当たりです。

本来『純米吟醸 蔵内参年熟成酒』の為に、熟成用に仕込んだお酒を、

絞りたての生酒の状態で出荷した、秋から冬に変わる頃しか飲めないお酒です。

乳酸の酸味は柔らかく感じ、米の旨味もしっかり味わえます。



そして、このお酒と合わせる料理は

宮古島産蕎麦 細打ち

(撮影店:中野坂上「ら すとらあだ」)

宮古島は、沖縄そばのイメージでしたが、

蕎麦粉を作ってるのをこの時初めて知りました。

北海道産、宮城産と食べ比べたのですが、

他に比べ上品な薫りで、爽やかな薫りが鼻に抜けていきます。

優しい生酛酒が、蕎麦をそっとフォローして、

蕎麦とつゆと乳酸の薫りのコラボレーションを楽しめ、

旨味も広がります。



チーム株式会社

太田泰史

http://team-project.jp/


太田が日本酒を巡る旅

年間500種類以上を飲んでいるチーム株式会社 太田泰史が、日本酒の魅力を伝えられれば、嬉しいです。 飲んだことない方も、日本酒が好きな方も、参考にして頂ければ幸いです。