【岡山】ザラザラとしつつスッキリしたにごり酒で、出汁に浸けたアボカドを食す

大典白菊 備中杜氏のにごり酒 粗濾

(たいてんしらぎく びっちゅうとうじのにごりざけ あらごし)

(撮影店:渋谷「きになるき 男の小料理」)

1886年(明治19年)創業の岡山県高梁市の『白菊酒造株式会社』のお酒です。

SAKE TIME での評価は「3.56」(2018/03/26現在)

大典白菊』は、

日本酒が円熟する秋を代表する『白菊』から名づけ、

昭和初期、全国清酒品評会で優等賞を受賞したときに『大典』を冠に付けたそうです。


岡山産の酒米、自社で復活させた独自の酒米「造酒錦(みきにしき)」と「白菊」、

無農薬の酒米などこだわっています。

備中』は岡山県西部の旧地名で、

1800年頃には『備中杜氏』は確立し、その技が現在まで受け継がれています。


備中杜氏のにごり酒』は、

それほど甘味が主張するわけでなく、

粗濾』のザラザラとした飲み口だけど、意外とサッパリとした味わいで、

後味に少し苦みをクッと感じるので、和食に合いますね。



そして、このお酒と合わせる料理は

アボカド出汁浸け

(撮影店:渋谷「きになるき 男の小料理」)

買ってきたアボカドを1週間ほど熟成させてから、

出汁に漬け込んだものです。

熟したアボカドはとろみがあり、

出汁を含んでいるので更に旨みが増し、

本当の魚の刺身の様な味わいもイメージ出来ます。

青臭さがアボカドなんですが、日本酒に合います。

『にごり酒』と合わせて飲むと、

アボカドをスッキリと味わえて、

後味の苦みと、出汁の旨みの相性が良いですね。



チーム株式会社

太田泰史

http://team-project.jp/

太田が日本酒を巡る旅

年間500種類以上を飲んでいるチーム株式会社 太田泰史が、日本酒の魅力を伝えられれば、嬉しいです。 飲んだことない方も、日本酒が好きな方も、参考にして頂ければ幸いです。