【新潟】淡麗にこだわったお酒で、コチの旨味を楽しむ

加茂錦 荷札酒 紅桔梗 ver.4 しぼりたて 瓶火入れ

(かもにしき にふだざけ べにききょう ヴァージョン4 しぼりたて びんひいれ)

(撮影店:広尾「鮨 心白」)

1893年(明治26年)創業の新潟県加茂市の『加茂錦酒造株式会社』のお酒です。


SAKE TIME での評価は「3.98」(2018/04/18現在)

次期蔵元の、今年若干25歳の田中悠一氏は、何も分からないところから酒造りを初め、

短期間で日本酒ファンを唸らせる酒を送り出してきました。


荷札酒』も、荷札を一枚ずつ、手で判を押し、瓶に貼り付けてゆきます。

製造タンクの番号まで分かります。


荷札酒は全て純米大吟醸です。

純米大吟醸』は、麹米山田錦50%、掛米五百万石50%でスタンダードタイプ。

紅桔梗』は、麹米山田錦50%、掛米五百万石50%でみずみずしくすっきりとした淡麗な味わい。

黄水仙』は、麹米山田錦50%、掛米五百万石50%で、アルコール13%と低く、それでも味わい深い。

月白』は、山田錦を40%まで磨いた、クリアな飲み口。

雄町』は、麹米山田錦50%、掛米雄町50%で、米の味に膨らみがあります。

バージョンによっても酒米や製造工程が変わったりしています。


今回の『紅桔梗 ver.4』は

絞りたてのフレッシュさと薫り、

すーっと飲み口も良く、

少し酸味を感じ消えてゆく。

料理の味わいを広げてくれますね。



そして、このお酒と合わせる料理は

コチの昆布締め

コチは上から押しつぶされたように平たく、海底に張り付くように生活する魚です。

福井県美浜町産のコチは、プリプリとした歯応えで、

昆布締めなので、少し水分が抜けた分、

旨味が凝縮されて、更に味わいを楽しめます。

そこにスッキリとした日本酒を流し込むと、

米の旨味も広がり、コチの脂を程良く流してくれます。

そして、すーっと旨味の余韻が残りつつ消えてゆく。

また次のツマミを食べたくなりますね。




チーム株式会社

太田泰史

http://team-project.jp/

太田が日本酒を巡る旅

年間500種類以上を飲んでいるチーム株式会社 太田泰史が、日本酒の魅力を伝えられれば、嬉しいです。 飲んだことない方も、日本酒が好きな方も、参考にして頂ければ幸いです。