亀泉 純米吟醸 生原酒 CEL-24
(かめいずみ じゅんまいぎんじょう なまざけ)
(撮影店:港区「ローストホース」)
1897年(明治30年)創業の高知県土佐市の『亀泉酒造株式会社』のお酒です。
SAKE TIME での評価は「3.97」(2018/05/02現在)
江戸時代の頃から、どんな干ばつでも涸れることのない『万年の泉』の美味しい湧水で作っているので、『亀泉』と名付けられました。
高知産の酒米『土佐錦』、『吟の夢』、『風鳴子』なども使っています。
また、平成になって研究が盛んになった高知産酵母『KW-77』、『A-14』、『CEL-19』、『CEL-24』、『AC-17』、『AC-95』なども使用して様々な味わいの日本酒を造っています。
『CEL-24』は、発行力は弱めですが、メロンの薫りがする「カプロン酸エチル」やリンゴの薫りの「リンゴ酸」が多く、甘酸っぱい薫りのお酒が出来ます。
今回初めて飲みましたが、フルーティーな薫りで、
酸味を感じる白ワイン的な味わいで、
かといって日本酒の生酒感も残ってるバランスのいいお酒です。
そして、このお酒と合わせる料理は
馬ロースと鮑の冷たい麻婆豆腐
レンゲの上にのせられた、
馬のロース肉と、柔らかい鮑、豆腐、特製辣油を、
一口で食べると、口の中で麻婆豆腐が出来上がります。
鮑は意外でしたが、予想以上にマッチする組み合わせで、
ピリ辛で、肉と鮑の旨味を楽しめます。
そこで、ワインの様な日本酒を口に含むと、
酸味が肉と鮑に絡んでサッパリと感じつつ、
ちゃんと米の旨味も出てきて、
深い味わいへと昇華してゆきます。
もう一口食べたかったですね。
チーム株式会社
太田泰史
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